「透析をやめたら、最期はどうなるの?」
〜腎不全の方にも緩和ケアの道が開かれました〜

腎不全でも緩和ケア病棟に入院できる時代が来ます。
廣橋猛 2026.01.24
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皆さん、こんにちは。緩和ケア医の廣橋猛です。

私は普段、進行がんなど重い病を抱えた患者さんやそのご家族と関わっています。病院での診療だけでなく、ご自宅に伺って診察する在宅医療にも携わり、患者さんの「自分らしく過ごしたい」という願いに寄り添ってきました。

この連載では、看病の工夫や看取りの心得、そして大切な人を失った後の心のケアまで、実際の患者さんやご家族の体験をもとにお伝えしています。

今回は、腎臓が悪い方、透析を受けている方やそのご家族、そしてすべての方に知っていただきたい大切なニュースについてお話しします。

透析患者さんからの電話

先日、私に一本の電話がかかってきました。腎不全で透析を続けている知人からでした。

「先生、腎不全の患者は最期、緩和ケア病棟に入院できないんですか?」

その声には、大きな不安と、少しの期待が入り混じっていました。

実は、この方だけではありません。これまでも何人もの透析患者さんやご家族から、同じような質問を受けてきました。

「もし透析をやめたら、最期はどこで過ごすことになるんですか?」

「緩和ケア病棟には入れないんですか?」

「苦しまずに最期を迎えられますか?」

皆さんの声には、切実な不安が滲んでいました。

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続きは、3272文字あります。
  • 透析という治療をご存じですか
  • 「透析をやめたら、苦しむのが怖い」
  • 2026年6月、制度が変わります
  • 緩和ケアとは「苦しみを和らげる医療」
  • 「何もしない」ではなく「緩和ケアを受ける」という選択肢
  • 知っておいていただきたいこと
  • 今からできること
  • すべての人に、必要な緩和ケアを
  • 皆さんからの声をお聞かせください

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