緩和ケア医が考える「死とはなにか?」

NHK Eテレの『朝までラーニング!』でお話した内容のまとめです
廣橋猛 2026.01.03
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皆さん、こんにちは。緩和ケア医の廣橋猛です。

12月30日の深夜、NHK Eテレの『朝までラーニング!』という番組に出演させていただきました。テーマは「死とはなにか?」。深夜から早朝にかけての放送という少し特殊な枠でしたが、多くの方にご覧いただいたようで、放送後にはたくさんの反響をいただきました。

番組の中で私は、ホワイトボードを使いながら、医学的な視点、そして緩和ケア医としての経験から「死」についてお話ししました。しかし、限られた時間の中では、どうしても伝えきれないニュアンスや、もっと深く皆さんに共有したかったことが山ほどあります。

そこで今回のニュースレターでは、放送を一つのきっかけとして、私たちが避けては通れない、けれど正面から語られることの少ない「死」というものについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

サンシャイン池崎さん、いや今回はアポトーシス池崎さんでしたね。ここでは彼に変わって、皆さんに語りかけていくことにしましょう。

死は恐ろしいもの、遠ざけたいものになっている

まず、皆さんに2つの問いを投げかけたいと思います。

「皆さんの身の回りで、これまでに亡くなった方はいますか?」

そして、「その亡くなった方の、お身体に触れたことはありますか?」

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続きは、5402文字あります。
  • 「死=苦しみ」ではない
  • 身体がゆっくりと着陸していくプロセス
  • 医学的な死と、その後に触れることの意味
  • 私たちはどう死んでいくのか。4つの軌跡を知る
  • 最期をどこで、誰と、どう過ごすかは選べる
  • 40代 胃がんになった秋田さんが選んだ人生
  • 限りがあるから美しい
  • 最後に

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