緩和ケア医が考える「死とはなにか?」
皆さん、こんにちは。緩和ケア医の廣橋猛です。
12月30日の深夜、NHK Eテレの『朝までラーニング!』という番組に出演させていただきました。テーマは「死とはなにか?」。深夜から早朝にかけての放送という少し特殊な枠でしたが、多くの方にご覧いただいたようで、放送後にはたくさんの反響をいただきました。
番組の中で私は、ホワイトボードを使いながら、医学的な視点、そして緩和ケア医としての経験から「死」についてお話ししました。しかし、限られた時間の中では、どうしても伝えきれないニュアンスや、もっと深く皆さんに共有したかったことが山ほどあります。
そこで今回のニュースレターでは、放送を一つのきっかけとして、私たちが避けては通れない、けれど正面から語られることの少ない「死」というものについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
サンシャイン池崎さん、いや今回はアポトーシス池崎さんでしたね。ここでは彼に変わって、皆さんに語りかけていくことにしましょう。
死は恐ろしいもの、遠ざけたいものになっている
まず、皆さんに2つの問いを投げかけたいと思います。
「皆さんの身の回りで、これまでに亡くなった方はいますか?」
そして、「その亡くなった方の、お身体に触れたことはありますか?」
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- 「死=苦しみ」ではない
- 身体がゆっくりと着陸していくプロセス
- 医学的な死と、その後に触れることの意味
- 私たちはどう死んでいくのか。4つの軌跡を知る
- 最期をどこで、誰と、どう過ごすかは選べる
- 40代 胃がんになった秋田さんが選んだ人生
- 限りがあるから美しい
- 最後に
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