緩和ケア病棟に、患者は戻ってくるのか

ホスピスの値上げが生む、もうひとつのしわ寄せ
廣橋猛 2026.05.28
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皆さん、こんにちは。

前回の無料記事で、ホスピス型住宅の入居費用が上がるかもしれない、という話を書きました。患者さんの負担が増え、行き場が心配だ、と。

今日はその続きです。サポートメンバーの皆さんにだけ、もう少し本音を書きます。

実は、この変化、悪いことばかりではないかもしれない。そうも思っているのです。

これまでホスピス型住宅は、「安いから」「送りやすいから」選ばれてきました。

「送りやすい」というのは、医療者側の事情です。緩和ケア病棟は、申し込みから面談、待機まで数週間かかることも珍しくありません。対象はがん患者が中心で、入院期間にも上限があります。一方、ホスピス型住宅なら空いていれば数日で入所できる。疾患も問わない。期間の制限もない。退院調整に関わる医療者にとって、ある意味"使い勝手の良い"転院先でした。

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/hirohashi/202508/589892.html
(日経メディカルの連載で以前関連記事を書きました:登録者限定なのにご注意を)

そして驚くことに、かなり難しい症状の、がん患者さんの中でも重い患者さんでさえ、費用を理由にホスピスを選ばれることがありました。

その結果、地域によっては、緩和ケア病棟が以前より空くようになっていた。そんな話も聞こえてきます。

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